くにともたつろう〜Smile^^〜

小学校の教員から青年海外協力隊へ・・・ネパールという異国の地で自分の成長や夢を追いかける大切さなど・・・そしてこれからの教員としての歩み方を・・・

教育チーム初活動@シャンジャ 防災教育NO,1

こんにちは!

 

だいぶ久しぶりのブログになってしまいました。

 

この間に、青年海外協力隊ネパール派遣の教育チームで「防災教育」を行いました。

 

ネパールは、昨年の4月25日に大きな地震が襲いました。

 

その際にたくさんの人が亡くなり、『地震の恐怖』が多くの人々の心に刻まれました。

 

そのネパール大地震は、学校が唯一休みの「土曜日」でした。

 

もし学校のある日に地震が襲っていたら、今回の地震よりも大きな被害が出たんじゃないかと言われています。

 

しかし、校舎がダメージを受けても、仮設校舎で授業をしていても、肝心の防災救育は実施されていません。

 

幸い、今派遣中の隊員の中には、現職での参加者や日本での教育経験のある隊員が多くいます。

 

そのため、この隊員がチームになり、防災教育を推進していこうという話になりました。

 

その教育チームの防災教育・・・一番のユニークなところは、児童向けの指導ではなく、教員向けに指導をして、それをネパールの先生が子どもたちに指導するという自助努力を推進していくというもの!

 

自分たちで指導するのではなく、今ネパールにいる先生たちが、いつ地震が起きても対応できるように指導していく。その活動を教育チームとして実施できたことはとても大きいことだと思います。

 

先生の担当は、教室に掲示するバナーを作ること。

 

日本でもあるでしょ?「おすしも(地域によって違う・・・笑)」

 

お・・・おさない

す・・・すばやく

し・・・しずかに

も・・・もどらない

 

ネパールでもこれを浸透させていこうと思っていた。でもネパールと日本は状況が違うことが話し合いやネパールの人の話を聞いていくとわかってきた。

 

なぜなら・・・

 

・ネパールの校舎は耐震構造ではない=崩れる可能性がある。

・日本のように一人1台机がない=机の下に隠れてもスペースがない。

・日本のように小さい頃から地震に慣れていない(子どもに限らず大人も)=揺れが来るとパニックに陥る。

地震がなぜ起こるのか知らない=占い師などの「明日地震が来る」という言葉をすぐに信じてしまう。

 

根本的な違いがあるのに、日本の防災教育を持っていっても通用しない。

 

そのため、いろいろな意見を出し合い、考えた。

 

そして日本の「おすしも」のネパール版を考えたかった。

 

いつでも、どこでも地震が起きたら合言葉みたいに覚えられる言葉。

 

「おすしも」だって覚えようとしていないのに、いつの間にか頭に入ってるでしょ?

 

そんな風にいつの間にかでも、頭に入っている。そんな感じのポスターを作りたかった!

 

さてさて・・・

 

そんな感じで防災教育の初の活動シャンジャでの活動を行いました。

 

それは次回のブログで・・・笑

 

 

日本では運動会も終わって、夏休み向けて勉強を頑張っているかな?

 

ネパールもどんどん暑くなってきていて、雨もたくさん降っています。

 

雨のおかげで停電時間が8〜9時間程度に短くなって本当に幸せです(笑

 

それでは、次回のブログ楽しみにしていてね!

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kuni

防災教育@Shree Mandali devi P.V

こんにちは!

 

学校にも慣れて楽しく過ごしていますか?授業参観や家庭訪問も終わりましたか?

 

今週は2校で防災教育を実施してきました。

 

主にやっていることは

 

地震のメカニズム(地震がきたらなぜ揺れるのか?)

避難訓練

 

この2つです。

 

地震がなぜくるのか?地震がきたらなぜ揺れるのかなどネパールのこども達はほとんど知りません。なので、「呪術師が言っていた!」や「警察官が言っていた」などということを信じてしまいます。

 

そのために、何も知らないところから地震のことを伝えるのはとっても難しいです。

 

それでなくても母国語の日本語ではなく、ネパール語で伝えなくてはいけないので・・・涙

 

でもできるだけ簡単に、わかりやすく、リズム良くを心がけながら行っています。

 

そして、今週の活動から避難訓練を取り入れました。

 

日本だと・・・

 

 さない

 ばやく

 ずかに

 どらない

 

ですね。地域によって「おかし」だったり、「おかしも」だったりするようですが、意味は一緒です。

 

しかし最初はこれをネパールの防災教育に取り入れていたのですが、学校の耐震性や地震への子どもたち・教師への免疫を考えると、日本のやり方は通用しないということを感じてきました。

 

いつ崩れるかもわからない建物から落ち着いて、ゆっくりでることができますか?

 

日本は、建物、特に学校は頑丈に作られているので、まずは建物の中での一次避難(机の下に隠れる)、そして二次避難(校庭に避難)、津波などの可能性がある場合は三次避難(高台に避難など)を行います。

 

ネパールの状況を見て、変えることにしました。

 

これは一人で考えたことではなく、協力隊の教育隊員がチームを組み、

 

防災教育を推進していくことにしました。現職の先生もたくさんいるので色々な案を出し合って進めています。

 

活動しているDhulikhelでは、先行して先生がいろいろな学校で進めていきたいと思っています。また一つの学校を防災教育推進校にして、独自に進めていきたいと思っています。

 

教育隊員のチームでは、キャラバン方式で、それぞれの学校に隊員全員で出向き、教員向けに授業を行い、翌日に実際に子どもたちに授業を行ってもらい、避難訓練を実施します。

 

来週がその初めてのチャレンジなので、今からどうなるのかすごく楽しみです。継続して、そして自分たちの力(ネパールの先生たち自身)で防災教育を推進していってほしいと思います。

 

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まずは建物の中での説明です。

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避難訓練[外に避難します。]

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外に避難したら、どうするのかを教えています。

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先生・子どもたちも真剣に聞いてくれました^^

 

kuni

教育問題以前のすがた

こんにちは!

 

最近になってやっと時間の使い方が上手になってきている気がします。

 

だからこやってブログに書ける時間を見つけることができるのかな・・・?と・・・

 

今日は、ネパールの学校で活動していて、考えさせられる光景を目にしたので・・・

 

この写真を見てみてください。

 

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この子は小学2年生です。

 

おととい学校に行く途中に見かけました。最近学校で見かけないな〜と思っていたところでした。

 

服も身体もすごく汚れていて、何日間もシャワーを浴びていないようでした。すごく不安そうな顔をして、妹を抱きかかえながらちょこんと座っているのです。

 

「学校来ないの・・・?」と声をかけました。

 

そしたら・・・

 

「お母さんどっか行っちゃったから・・・バックもないし・・・」って・・・

 

そしたら、お母さんらしき人が来て、「学校に行きなさい!」と言ってくれたのですが、泣きながら・・・

 

「いや、いや、行かない、行かない」って・・・

 

なら明日からおいでよ!って声をかけて、その日にその子のことを学校の先生に話を聞いてみたら・・・

 

本当のお母さんは村に行ってしまっているようで、お母さんのお姉さんに預かってもらっているとのこと・・・でもそこでもしっかり面倒を見てもらえないようで、学校にも長い間来ていなかったみたいです。

 

そして、今日学校に行ったら、妹を連れて学校にきているじゃないですか!!

 

それもシャワーに浴びれたのか、少しすっきりした顔をして・・・

 

「学校来たんだ!えらいね!!」って声をかけたら嬉しそうな顔をしてました。

 

でも、よくよく考えてみてください。

 

この子は小学校2年生・・・自分でできることよりもできないことがたくさんあって、たくさんたくさん甘えたい年齢。でももうこの子は妹のために、お母さんの代わりをしないといけない。ずっとずっとおねちゃんの腕の中や背中におぶわれている。

 

勉強しないといけないのに、妹がいるから勉強できない。

 

眠くて、お腹が減ってぐずっている妹をあやしている姿をみると、こういうところに教育の質や課題以前の本質的な問題を垣間見た気がします。

 

他のことを何も考えないで、夢中に友達だちと遊んだり、勉強したり、お母さんに甘えたり・・・

 

そんなことって当たり前だけど、すごく幸せだな〜って改めて思い直しました。

 

そんな子ども達に何を自分はできるんだろう・・・

 

でも、その子に最後にかけた言葉が

 

「妹連れてきてもいいから、道具がなくてもいいから、毎日学校においで!学校で、少しずつでも勉強していこうね!」

 

「うん!」

 

シャレたことなんて言えなかったけど、そんな自分の言葉が少しでもその子の心に届けばいいな〜って思います。

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がんばろうね!

 

kuni

浦安市国際交流・協力フェスティバル・フェアトレードフェスタちば2016

こんにちは!

 

日本はすごく暑くなってきたみたいですね!

 

暑さに負けずに元気に学校に通っていますか??

 

さて、タイトルにもあるように、千葉県ではいろいろなところで、国際交流のフェスティバルや協力隊の紹介などの催しがあります。

 

その第一弾として・・・

 

浦安市国際交流・協力フェスティバル』が5月8日(日)

www.city.urayasu.lg.jp

が開催されます。

 

ディズニー行こうと思ってたけど、チケット高いしな〜と思ったそこのあなた!!

 

なんと!!!このフェスティバルは、無料です!!!!笑

 

色々なお店もあるみたいなので、ぜひ行ってみてください。

 

でも浦安は遠いな〜と思っているあなた!!!

 

大丈夫です!

 

5月22日(日)には、なんと!!!

 

フェアトレードフェスタちば2016』がきぼーるで開催されます!

fairtrade-chibant.jimdo.com

あっつ、きぼーるどこ?って方には・・・

http://www.qiball.info/index.php

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※建物に蜂の巣できちゃってるみたいです(笑 蜂の巣ではなく、これプラネタリウムなんです!ロマンチックでしょ?w

 

ということで・・・

 

ね?近くなったでしょ??笑

 

もし、お家の人と少し遠いお買い物のときでもいいし、デート♡の時でもいいので、ちょっと寄ってみてください(笑

 

協力隊の活動なども掲示されています!もちろん僕も!!

 

kuni

必要とされる嬉しさ

今日はちょっぴり嬉しいことがあったので、みんなに共有。

 

最近気持ち的にもあんまり調子のいい時ではなくて、さぼっちゃいたいな〜とか行きたくないな〜と思う時が続いてて・・・

 

先生だって、落ち込んだり、「一人にして!」って思う時だってあるんだよ?w

 

きっとお家の人もそんな時があるはず・・・

 

大人ってそんなもん!

 

きっと普段のブログを書いている時は、「いい感じ」のとき・・・笑

 

と話は置いといて・・・

 

自分にできることって何なのかな〜って思うことがたくさんあって・・・

 

でもある方からJICAを通して、熊本で被災した方々へのメッセージを送って欲しいと・・・

 

自分も我が国、日本のために何かできないかなって思っている時だったので、すぐにその話を受けた。

 

でも、その話を受けたのが昨日(木曜日)!!今日(金曜日)を逃したら、土曜日➕日曜日(祝日で休み)と2日空いてしまう。

 

なので、昨日、学校から帰って来たらすぐにバナーを作って、次の日には、学校を2校回って、そのバナーと一緒に写真撮影。

 

本来なら、もっと時間をとって、熊本で苦しんでいる人たちの話をすべきなんだろうけど・・・

 

その機動力に・・・「俺、すごいだろ?」って話ではなく・・・

 

その写真などを送った後に、事務所の方々にすごく褒めてもらったこと。

 

数ある隊員から自分を選んでもらって、そしてその行動力、アイディアに鳥肌が立ったとまで言ってもらったこと・・・

 

すごく嬉しかった。

 

純粋に、久しぶりに、心から「嬉しい」って思えた。

 

必要とされて、そしてその思いを無駄にしたくないってがむしゃらに動いたことを認めてもらった嬉しさ・・・

 

大したことはないのかもしれないけど・・・

 

「生きていく」ってこんな喜びがあるから、『また頑張っていこう』って思えるんだなって思えた。

 

教師として、一大人として、大切なことだなって改めて思えた。

 

だからこそ、中学生になったみんなにも、人に必要とされる人間になって欲しい。

 

そして、その求められたことに対して、一生懸命に取り組める人間になって欲しい。

 

そしたら、絶対絶対周りの人は認めてくれるはず。いろんなことに対して、「求められる人間」になれると思う。「助けて!」って言われる(求められる)人間になると思う。

 

いろんな人間関係や恋や勉強に悩む年頃だと思う。友達なんていらね!って思う時だってあるかもしれない。

 

でも、あなたを必要としている人間はいる。

 

その人のために一生懸命になって欲しい。

 

めんどくさい・・・って時だってある。いつも頑張ることはない。

 

でもたまには本気で「やってやるか!」って思って欲しい。

 

今日の先生は「認められた」って気分ですごく嬉しかった。

 

そんな先生になりたいな。

 

子どもたちにたくさん求めて、たくさんお願いして・・・んで、成功・失敗じゃなくて。一生懸命取り組んだことを、すっごくすっごく認めてあげられる教師になりたい。

 

今の先生の気持ち知って欲しいもん!!!!

 

あぁ〜嬉しかった。

 

今日はそういうお話。

 

悩んだり、苦しくなったらいつでも連絡しといで!

 

先生はいつでも先生だから^^

 

こんな機会をくれた全ての人に・・・「ありがとう。」

 

頑張ろう!熊本!!頑張ろう!みんな!!

 

ともに乗り越えよう!!!

 

kuni

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@Shree Purna Sanjiwani Lankhanamai H.S.S Dhulikhel, Nepal to Kumamoto, Japan

"We wii overcome together"

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Sanjiwani M.H.S.S Dhulikhel, Nepal to Kumamoto, Japan

"Always with you"

 

百ます計算チャンピオンシップ

こんにちは!

 

日本は夏にどんどん近づいていますか??

 

ネパールも日に日に歩くなっています。

 

今年のネパールは、30年ぶりに雨が降らないらしいです。

 

なので、野菜が育たないから野菜が高いよ〜と八百屋さんが言ってました。。

 

て言っても日本よりも安いんですけどね^^

 

と毎日ギラギラに晴れているネパールですが、学校も本格的に始まりました。

 

そして、活動を始めて、コツコツ暇な時に教えていた百ます計算チャンピオンシップを開催しました!!!パチパチ

 

や〜長かったw まず百ます計算のやり方を・・・・

 

と思ったら、かけ算できない。。。

 

なので、かけ算から少しずつ教えていって・・・

 

ついに・・・

 

4年生で百ます計算チャンピオンシップを開催(仮

 

とりあえず練習・・・ってことでw

 

でも、明日百ます計算の大会するよ!と言ったら、すごく楽しみにしていたみたいで、宿題で百ますの問題みんなやってくるっていう・・・(普段の宿題もそのくらいやろうね?w)

 

でもすごく盛り上がりました。

 

まだまだ100点を取れる子が、4年生で3人/17人とかだけど、練習練習!!と思って頑張ろう!!

 

庄野真夜さんが来校してきた時に、たくさんの文房具を置いていってくれたので、それを景品に月に2〜3回ぐらいやっていきたいと思います!

 

がんばろう!かけ算!!

 

やればやっただけできるようになるよ!

 

努力する大切さを感じて欲しいと思います!

 

kuni

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一生懸命頭を使って計算しています!

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日本でもやっていた百ます計算

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なかなか見れない真剣な眼差し❶

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なかなか見れない真剣な眼差し❷

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手で計算して頑張ります!

 

みんなよく頑張りました!また今度がんばろう〜!!!

ネパール大震災から1年

こんにちは!

 

学校にはもう慣れましたか?

 

部活は仮入部期間が終わって本入部になりましたか?

 

小学校では学べないことがたくさん詰まっている3年間になると思うので、一生懸命取り組んでほしいと思います。

 

でもきっと人間関係で悩んだり、苦しい思いもたくさんあると思う。

 

自分のこともきっと客観的に見ることもできるようになるし、友達の一言に今まで以上に敏感になる時もあると思う。

 

今まで見えなかったことが見えて悲しくなることもあると思う。

 

でもそれ以上に楽しいこともた〜くさんあると思うからね!

 

頑張ろう〜!

 

 

そして25日はネパール地震から1年。

 

JICA(国際協力機構)とネパール政府が合同で、

 

"Nepal Earthquake One year Memorial Builid back betetr and Resilience Workshop"

 

が開催されました。

 

地震の概要やJICAとしての取り組み、ネパール政府としての取り組みなどを知ることができました。

 

やっぱり日本の災害対策ってすごいなと思いました。

 

準備とリーダーシップ。

 

それが大切なんだと思いました。

 

これからの学校での活動は、防災教育、特に避難訓練を各校で定期的に開催できるように指導していきたいと思います。

 

学校で地震が起きた時に、一人でも子どもたちが、先生たちが怪我をせず、命を落とさないで済むように・・・

 

地震はいつ起こるかわからないけど、いつ起きてもいいように・・・

 

BUILD BACK BETTER・・・

 

地震前よりもよりよい環境を目指して!

 

kuni

 

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ネパール政府の官僚、日本の専門家など・・・

 

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立派な会場でした!