くにともたつろう〜Smile^^〜

小学校の教員から青年海外協力隊へ・・・ネパールという異国の地で自分の成長や夢を追いかける大切さなど・・・そしてこれからの教員としての歩み方を・・・

防災教育@Shree Mandali devi P.V

こんにちは!

 

学校にも慣れて楽しく過ごしていますか?授業参観や家庭訪問も終わりましたか?

 

今週は2校で防災教育を実施してきました。

 

主にやっていることは

 

地震のメカニズム(地震がきたらなぜ揺れるのか?)

避難訓練

 

この2つです。

 

地震がなぜくるのか?地震がきたらなぜ揺れるのかなどネパールのこども達はほとんど知りません。なので、「呪術師が言っていた!」や「警察官が言っていた」などということを信じてしまいます。

 

そのために、何も知らないところから地震のことを伝えるのはとっても難しいです。

 

それでなくても母国語の日本語ではなく、ネパール語で伝えなくてはいけないので・・・涙

 

でもできるだけ簡単に、わかりやすく、リズム良くを心がけながら行っています。

 

そして、今週の活動から避難訓練を取り入れました。

 

日本だと・・・

 

 さない

 ばやく

 ずかに

 どらない

 

ですね。地域によって「おかし」だったり、「おかしも」だったりするようですが、意味は一緒です。

 

しかし最初はこれをネパールの防災教育に取り入れていたのですが、学校の耐震性や地震への子どもたち・教師への免疫を考えると、日本のやり方は通用しないということを感じてきました。

 

いつ崩れるかもわからない建物から落ち着いて、ゆっくりでることができますか?

 

日本は、建物、特に学校は頑丈に作られているので、まずは建物の中での一次避難(机の下に隠れる)、そして二次避難(校庭に避難)、津波などの可能性がある場合は三次避難(高台に避難など)を行います。

 

ネパールの状況を見て、変えることにしました。

 

これは一人で考えたことではなく、協力隊の教育隊員がチームを組み、

 

防災教育を推進していくことにしました。現職の先生もたくさんいるので色々な案を出し合って進めています。

 

活動しているDhulikhelでは、先行して先生がいろいろな学校で進めていきたいと思っています。また一つの学校を防災教育推進校にして、独自に進めていきたいと思っています。

 

教育隊員のチームでは、キャラバン方式で、それぞれの学校に隊員全員で出向き、教員向けに授業を行い、翌日に実際に子どもたちに授業を行ってもらい、避難訓練を実施します。

 

来週がその初めてのチャレンジなので、今からどうなるのかすごく楽しみです。継続して、そして自分たちの力(ネパールの先生たち自身)で防災教育を推進していってほしいと思います。

 

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まずは建物の中での説明です。

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避難訓練[外に避難します。]

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外に避難したら、どうするのかを教えています。

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先生・子どもたちも真剣に聞いてくれました^^

 

kuni