くにともたつろう〜Smile^^〜

小学校の教員から青年海外協力隊へ・・・ネパールという異国の地で自分の成長や夢を追いかける大切さなど・・・そしてこれからの教員としての歩み方を・・・

人に必要とされること。

こんにちは!新年あけましておめでとうございます!今年もこのブログを通して、子どもたちが少しでも世界を知るきっかけを作っていきたいと思います。

 

昨日、僕たち平成27年度1次隊からすれば、一番先輩である25年度3次隊の隊員が2年の任期を終えられ、日本に帰国されました。そして、その便でネパールにきた27年度3次隊の隊員の方がネパールに到着され、ついに自分も協力隊で「先輩」と言われる立場になりました!

 

あぁ〜時間があっという間に過ぎていく・・・笑

 

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今回は、任地まで費やした4ヶ月で感じたことを記録としてこのブログに残しておきたいと思います。

 

「人に必要とされること」

 

これが人間が社会の中を生きていく上で、何よりも必要なんじゃないかなって思うことが多くありました。「教師」として社会に一歩を踏み出して、3年間がむしゃらにやってきました。仕事に行きたくないことだってたくさんありました。自分の力の無さが情けなくなって、悔しくて、悲しくて、子どもたちに申し訳なくて・・・

 

特に1年目は、「子どもたちがかわいそう」っていっつも思ってました。

 

でもすごく周りに恵まれて、3年間頑張ってこれたってすごく思います。

 

何もわからない自分にいつも優しくしてくれた先生方。

 

仕事が仕事でなく、仕事が自分の人生の楽しみになりました。

 

そして、保護者の方。「1年目の先生で大丈夫?」って不安に思ってらっしゃった保護者もたくさんいると思います。でも、本当にいつも温かく温かく見守っていただいて3年間やり遂げることができました。保護者の方と話すのが楽しくてしょうがなかった。

 

時には厳しい言葉をかけてもらうこともありました。でも、そう言っていただけたことで「気をつけないといけないこと」や「これからのやり方を見直す」ことができました。感謝の言葉がいくつもいくつも浮かんできます。こうやってネパールに来ていても、自分のことを心配してくれたり、子どもたちの近況を報告してくださる保護者の方もいらっしゃいます。こんな素敵な保護者の方々に出会って、教員を始められたことを誇りに思います。

 

そしてやっぱり、やっぱり「子どもたちに出会えたこと」。

 

いろいろなことがありました。うまく対処できないこと、失敗してしまったこと、悲しませてしまったこと、泣かせてしまったこと、いろいろなことが本当にありました。いろいろな子がいて、それぞれいろいろな悩みや思いを持って生きているんだなって思いました。

 

でも、どんなことがあっても子どもたちは「先生!」と言って、自分についてきてくれました。どんなに叱られても、次の日にはいつもの笑顔で「先生っ!」って・・・

 

それがすごくうれしかったな。

 

こんな自分でもついてきてくれるんだって・・・それならもっともっと自分が成長しよう!って思えた。

 

感情で怒っちゃったこともたくさんあったな。

 

みんなごめんね。

 

子どもたちはたくさん失敗をする。間違えだってたくさんする。それをみんなが受け入れられるクラスを作っていきたかった。笑って認められるクラスを!先生自身がその気持ちになれないときもたくさんあったけど、子どもたち自身が、自分を支えてくれて、ここまでこさせてくれたんだな〜ってほんとほんと感謝です。

 

と、忙しく過ごした3年間があって、この首都待機の4ヶ月は本当にきつかった。目の前に子どもたちがいて、なんだかんだ文句を言いながら、バタバタ駆け抜けていった時間だったから・・・

 

でも、子どもたちがいない。やらなきゃいけないこともない。自分で全てを決められる。やればいくらだってやれることはあるのに、なかなか気持ちが入っていかない。

 

やっぱり人から認められたり、ほめられることってすっごく嬉しいこと!「あっ、自分ってここにいていいんだ!」って思える瞬間。だから、きっと不登校なってしまう子や部屋に引きこもることってすっごく辛いことだと思う。自分のからに自ら篭っているのかもしれないけど、本当は周りにたくさん「助けて!」って思ってるんだと思う。

 

必要とされるって嬉しいだけじゃなくて、生きる力にもなるんだなって思った。

 

だからこそ、これから自分は人から必要と思われる人間になりたいし、人を必要とする人間にもなりたいと思う。

 

教室の中だったら、子どもたち全員と話をして、遊んで、勉強してってしていきたい。

 もっともっと関わる機会を増やさなきゃって思う。

 

「クラスに必要なんだよ!」

「クラスに居場所があるんだよ!」

「笑顔で過ごそうよ!」

 

4ヶ月すごく辛かったけど、そんなことを考えられる機会だったと思う。任地の治安が良くなることをただ待つだけの4ヶ月という時間の使い方なんてもう訪れることはないと思うけど、これがなかったら考えることや感じることのできなかった経験だと思う。

 

自分一人で生きていくことはできない。

 

いろいろなしがらみや関わりの中で、いいことも悪いことも含めて、「生きていく」ってことなんだな!って改めて感じました。

 

ネパールでいろいろな人と関わっていこう。面倒くさいことだって、気分が悪くなることだってある!でも、いいことだって同じくらいあるはず!!

 

"enjoy"

"smile"

"happy"

 

今年も先生は、頑張ります!

 

kuni

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