ネパールの電気(電力事情)
こんにちは!
このブログがいろいろな人に見ていただいているようでとても嬉しいです。
少しでも世界に目を向けて、世界を「知る」子どもたちが増えてくれたらと思っています。
今日は、ネパールの電気(電力事情)について書きたいと思います。
日本は、原子力・火力・水力発電で日本中の電気を作り出しています。最近では、環境に配慮した太陽光発電・風力発電なども日本各地に見られるようになりました。
ネパールでは、水力発電がメインの発電方法です。そのため、ネパール全土を水力発電で補えず、インドから電気を買っています。しかし、それでもネパール全土を補うほどの電気を作り出すことができません。
では、電気がない・・・どうするのか?
それは、みなさんも経験したことが実はあるんですよ!!なんだと思いますか?
それは・・・
『計画停電』です。
日本では、東日本大震災が起きた際に、福島第一原子力発電所が被災し、電気の供給が間に合わないかもしれないという問題が起きました。
そのときに「計画停電」というものをしたことを覚えているでしょうか?地域ごとに停電する時間を決めて、電気の使用を抑えようとする計画です。
その計画停電・・・ネパールでは毎日です。
この写真を見てください。
日本では、毎日当たり前のように電気がきて、好きなときに好きなものを使うことができます。電気を使わないで生活することは想像できないと思います。そのゲームも電気を使って動いているし、お家の人も電気を使っていろいろな家事をしていますね?
日本では、自然災害などの非日常的なハプニングが起こらない限り、停電は起きません。しかしネパールでは、計画停電が毎日実施されます。
今住んでいるドミトリーは、Group6という地域です。なので、このオレンジで囲まれている時間が計画停電されている時間です。
例えば、月曜日(Monday)は、「午前7時〜12時・午後5時〜8時」は停電があります。
今日は天気がいいから洗濯機で洗濯を・・・とこの表を見てみて、がーん(;ー;)とすることはよくあります(笑 洗濯機動かないやん!!って笑
みんなの場合だったら、午後7時から好きなアニメ見ようと思っても、電気がないので見れない・・・というようなことが起きます(泣
※この時間中に停電が起きるということなので、時間通り毎日停電が行われるというわけではありません。停電の時間帯なのに、電気がきていることも、停電の時間じゃないのに、電気がこないということもよくよくあります。あくまで目安ですね。
幸い、ドミトリーに「自家発電機」というインバーターがあるため、必要最低限の電気は確保できます。しかし、オーブンや暖房器具などの電気を大量に消費するものは使えません。
↓ドミのインバーター
レストランなどで食事をしていても、急に停電し、真っ暗になることは日常茶飯事です。インバーターのあるレストランだと、暗いですが、少しの明かりで食事をします。
インバーターがない家では、ろうそくや懐中電灯を使って明かりを灯します。
なんか日本では考えられないですが、ネパールではこの計画停電が普通に行われるので、誰もびっくりはしません。
改めて、ネパールに来て、「電気」ってすばらしい!!と実感できました。当たり前の電気だけど、当たり前じゃないとその「有り難み」がすごくよくわかります。
みんなも、少し電気のことを意識して生活できるといいですね^^
それではっ!
kuni